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きらり若人 岡崎音楽家協会 マリンバ奏者 近藤幹夫
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2025.01.15 UPDATE
皆さまはじめまして。マリンバ奏者の近藤幹夫と申します。
現在 私はマリンバ奏者として日々を充実させていただいておりますが、思い返してみれば、家族の協力のもと、自分は好きなことを好きなだけやらせてもらって気がついたら今に至っていると感じます。
マリンバを習ったきっかけは、その後師匠となる石田まり子先生のリサイタルチケットを母がもらい、その演奏会へ連れてってもらえたことでした。その場で「この楽器をやりたい」と言ったそうです。
楽器を学ぶと言う事は(きっと楽器を生業にされていない皆さんにとっては少し優雅なところもあるように思えるかもしれません。)かなり体育会系なところがあり、稽古に対しての身体的および時間的な自己管理や精神的なセルフケアが重要になってきます。
つまりはいつも心は穏やかで自分らしくあり、健やかでよく機能する身体を維持、または向上させていく、自分が1日に使える集中力を把握して、タイムスケジュールを組み立てる必要があります。
今になって身に染みてわかる演奏者になる厳しさも、演奏者で居続けるこの道のりも……。
若い時は、ひとつの楽器を習得していくことの難しさや、その過程の美しさには気がつけてなかったように思えます。
いつも周りの方々の優しさに助けられ、親友に支えられ、恩師と家族の愛に後押しされて、好きなことを好きなだけやらせてもらえた自分が今こうしているのだなと改めて感じ、なんて幸せなのだろうか感謝しかありません。
こうして支えてくださるみなさまのおかげで私はマリンバと共に日々を歩めることとなり、悩みや課題を抱えながらも生活をしております。
演奏者となったいまは、「自分はどのような音楽をお届けしたいのか?」
「皆さんがどのような音楽を求めているのだろうか?」
「音楽があったらもっと楽しくなる場所はどこだろう?」と日々考えて活動しています。
自分と社会がどう繋がることで喜びが生まれるのかを模索する中で自己の特性を知り、それになるべく相応しい場に自分を置いてあげたいと感じています。
いつまで自分の体が自由に動き、この大きなマリンバを運び、演奏し続けられるのかわかりませんが、命尽きるまでこの美しい音を奏でていきたいと切に思います。
マリンバの音は、まさに自然からの贈り物のような音です。
その人それぞれが本来の自分に帰れるような力を秘めていると感じています。
これからも、マリンバを嘘のないありのままの自分で演奏できるように少しでも精進できればと思います。
皆さまも一度はマリンバの音を聴きにいらしてくださいね。^^
岡崎が大好きなマリンバ奏者 近藤幹夫でした!